江戸時代末期から明治時代初期にかけて活躍した、松崎町出身の左官の名工「入江長八」の作品が約50点展示される美術館。左官が使う「鏝(こて)」で絵を描き、狩野派の絵の技法を取り入れた漆喰鏝絵を見ることができる。
館内に入ると受付でルーペを渡される。一見今にも飛び出てきそうなダイナミックな立体作品ばかりだが、ルーペを使うと繊細で精巧な長八の鏝絵の世界が堪能できる。またノスタルジックとモダンを融合させたような白く美しい美術館の外観や、入口へと続くなまこ壁も見もの。
美術館は全国から有能な左官職人たちが集結して作られており、随所に選りすぐりの左官職人の技を垣間見ることができる。
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